【確定申告 マレーシア/2022年分】非居住者の初申告(パソコン)(2023/3/4)

確定申告

マレーシアでは個人で確定申告をしなければならないが、オンラインでできる、ここでは、会社員/非居住者(e-M Form)の初申告の流れを紹介(2023/3/4)

はじめに

非居住者(Non-Resident)とは、

  • 1/1から12/31までの期間で、マレーシアでの滞在が182日に満たない
  • 税率は一律30%
  • 税の申告はe-M Formを使用する
Non-ResidentResident
滞在日数182日未満182日以上
税率30%累進課税
所得控除申請不可
申請Forme-M FormBE Form

※参照URL

適任者

  • パソコンで申告をしたい
  • 初めての申告
  • 会社員
  • 昨年のマレーシア滞在数が182日未満

オンラインの特徴

  • 申告期間は、2023/3/1~2023/4/30
  • 税務署に足を運ばない
  • PINリクエストの返信に通常5営業日かかる
  • 所得控除用の領収書の添付不要

※2022年度分の税所得控除リスト(最新版)についてはこちら

用意する情報

PIN番号リクエスト時

  • パスポート番号
  • パスポートの顔写真のページのスクショ
  • メールアドレス

PIN番号取得以降

  • セキュリティーフレーズ(任意)
  • ログインパスワード(任意)
  • 銀行アカウント番号
  • EA Form(会社が発行)

PIN番号リクエスト

税申告が初めての場合は、PIN番号のリクエストが必要

MyTaxへアクセス

①「Passport No.」を選択してからパスポート番号を入力し、「Submit」をクリック

②「e-CP55D」をクリック

③「No」をクリック

④ 国籍、メールアドレスを選択/入力、および「Upload」よりパスポートの顔写真のページのスクショをアップロードし、「Submit」をクリック

⑤ リクエスト完了

⑥ リクエスト後、すぐに受付完了メールが届く

パスワードの設定

およそ5日程度でActivation Linkのメールが届く(URLの有効期限はメール受信から48時間)

①「Activation Link」をクリック

② パスポートを選択し、パスポート番号を入力し、「Submit」をクリック

③ 任意のパスワードとセキュリティーフレーズを入力後、「Agree」にチェックを入れ、「Submit」をクリック

パスワード:後からでも変更可能で、1文字以上の大文字、小文字、及び数字を含む半角8~12文字
セキュリティーフレーズ:ログイン時にパスポート番号を入力すると表示されるもの

④「OK」をクリックでパスワード設定完了

MyTaxへのログイン

MyTaxへアクセス

①「Passport No.」を選択してからパスポート番号を入力し、「Submit」をクリック

② パスワードを入力し、「Login」をクリック

※登録したセキュリティーコード「norisen117」が表示される

③ MyTaxが表示される

④ 左上の「ezHasil Services」→「e-Filing」と進み、

⑤「e-Form」をクリック

⑥「e-M」の列の「Tahun Taksiran」から「2022」を選択

個人情報の入力

① 国籍、性別、生年月日、婚姻状況を確認もしくは入力/選択し、「Next」をクリック

※「Record-keeping」は「Yes」を選択

② 電話番号、電話番号(国選択有り)、メールアドレスを選択/入力

「Tax borne〜」はYes、「Has financial〜」、「Carries on〜」、および「Disposal of〜」はNoを選択

余剰税金還付方法(Payment via bank account)、銀行名およびアカウント番号を選択/入力し、下へスクロール

③ 住所を入力し、下へスクロール

④「Next」をクリック

税対象所得金額の入力

EA Formに記載されている税対象所得金額及び、給与支給元の会社の数を入力し、下へスクロール

※「Statutory income from employment」→税対象所得金額
※「Number of employment」→会社の数

EA Formの記載例

②「Next」をクリック

※項目MTDがEA Form納付済み税金額と同じ金額になっていることを確認

ちょっと一休み(EA Form)

EA Formの税対象所得金額納付済み税金額を確認する方法

税対象所得金額:CとDの間にあるJUMLAH(合計)(例:101,253.67リンギット)

納付済み税金額:D-1(例:9,073.30リンギット)

納付済み税金額の入力

①「Chargeable Income」の下にEA Form納付済み税金額を入力し、「Next」をクリック

サマリーと確定

① 納税申告額、納税済み税金額、及び還付金を確認し、「Next」をクリック

※例では、還付金はRM0

②「Sign and Submit」をクリック

③ パスポート番号及びパスワードを入力し、「Sign」をクリックして申告確定

領収書等の保存

確定後は、「Print Ac〜」及び「Print e-〜」をクリックして、書類をダウンロード

7年間保存だす

終わりに

今年、レジデンスの条件をクリアすれば、2022年分をレジデンス扱いで再計算してもらえるだす\(^o^)/

15 件のコメント

  • 初めまして、今回こちらを参考にされてもらい申請できました。ありがとうございます。質問なのですが、いつスマホ購入控除の申請をするのでしょうか?入力途中でその様な項目があったということでしょうか?もう申請後は控除申請不可でしょうか?よろしくお願いします。

    • 初めまして、申請フォームはBE(居住者用)だったでしょうか?
      M(非居住者用)であれば、7月頃に変更申請ができます。
      その際に控除申請ができます。(領収書必要)

  • 今年で2年目になります。
    去年は非居住者として確定申告したのですが、今年は居住者としての申告になります。
    どの記事を見ても非居住者分遡って申告しようとは書いてありますがその申告方法の記載がありません。
    申告方法を教えて頂けませんか?

  • 初めまして。拝見させていただきました。
    非居住者だったのですが、間違えてBE(居住者)として申請してしまいました。
    この場合もオフィスにて修正してもらうのでしょうか。

    • はじめまして。
      e-M(非居住者)で申請すれば問題ないかと

      何れにせよ、7月頃にBEとして申請し直しが必要だす

      • 御返信ありがとうございます。
        7月頃に再度BEにするのは、なぜでしょうか。

        2024年3月のときに、
        2022年度分、2023年度分の還付申請をすれば良いと思っていたのですが。

        • 7月頃に再度BEにするのは、なぜでしょうか。

          → 2022年度のステータスが非居住者の場合、2023/1/1から182日経過しないと居住者の資格が得られないだす。
          だすので、一旦「e-M(非居住者)」にて申請し、182日経過後(7月以降)に「e-BE(居住者)」への変更申請が必要だす。

          2024年3月のときに、
          2022年度分、2023年度分の還付申請をすれば良いと思っていたのですが。

          → 2022年度分の訂正期限はわかりませんが、2024年3月に2022年度分と2023年度分を一緒に申請しようとすると下記の2パターンになるだす
          ※ MからBEへ訂正する場合はオンラインではできないだす(>_<) パターン1  TAXオフィスに行って2022年度分と2023年度分のBE申請をする パターン2  TAXオフィスに行って2022年度分のBE申請(変更)する  2023年度分をオンラインにてBE申請する 最近はTAXオフィスに行っていないのでわかりませんが、3〜5月のTAXオフィスは混雑しているかと(>_<)

      • 御返信ありがとうございます。
        これは、7月ごろにBEに申請するのは、2022年度分を還付するためでしょうか。それとも2024年に2023年度の確定申告のために必須なのでしょうか。

        2024年3月の確定申告の時期になってから、
        BEで申請するとき、2022年と2023年分もやるのは難しいということでしょうか。

        • 2022年度のステータスが非居住者の場合、2023/1/1から182日経過しないと居住者の資格が得られないだす。
          だすので、一旦「e-M(非居住者)」にて申請し、182日経過後(7月以降)に「e-BE(居住者)」への変更申請が必要だす。

          非居住者は所得の3割のTAXを納めているので、変更申請によってかなりの金額が還付されるだす\(^o^)/

          • 毎回丁寧に返信してくださりありがとうございます。
            まずは、7月になるまで待ってそこからアクションを起こそうと思います。
            本当にありがとうございました。

          • いつも丁寧に御返信してくださり、ありがとうございます。
            つまり、7月の時にBE変更しないと
            2024年の確定申告のとき、2022年度の還付申告は、もうできないということでしょうか。

            何度も質問をしてしまい申し訳ございません。

          • 2024年の確定申告のとき、2022年度の還付申告は、もうできないということでしょうか。
            →やったことないので推測になりますが、できると思います。

            しかしながら、2022年度分の還付申告は、今年申告しようが、来年申告しようが、TAXオフィスへ行く必要があるだす。

            つまり、2024年3月に2022年度分と2023年度分を一緒に申請しようとすると下記の2パターンになるだす

            パターン1
             TAXオフィスに行って2022年度分と2023年度分のBE申請をする

            パターン2
             TAXオフィスに行って2022年度分のBE申請(変更)する
             2023年度分をオンラインにてBE申請する

  • はじめまして!参考にさせていただいてます!ありがとうございます。

    ・2022年1月にマレーシアに来て働いているのですがこの場合は、非移住者として申請になるのでしょうか?
    ・8月に転職をした後、183日以上立っていたにも関わらず新しい会社が誤って10月に30%引いた月があったのですが税務署はこういったことも考慮して計算してくれるのでしょうか?
    ・オンラインの申請フォームに社員番号を入れるとこがありましたが2社の場合はTaxfilingを一回ずつ別けてやればいいのでしょうか?

    変な質問をしてしまい申し訳ございません。

    • はじめまして
      恐らく、転職するときに一度、2022年度分の税金の申告をしているかと

      ですので、今回は訂正になりますので、TAXオフィスに行く必要があるかと思うだす

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