ここでは、マレーシアの2022年度分の税所得控除リストを紹介(2023/3/5)
もくじ
はじめに
内容については、LHDNマレーシア(Lembaga Hasil Dalam Negeri Malaysia)のホームページを参照
控除の例
例では下記について控除申請を行っただす\(^o^)/
内容 | 控除タイプ | 控除額 |
独立している | 独立者控除 | RM9,000 |
COVID-19テスト | COVID-19テスト控除 | RM90 |
携帯iPhone13 | ライフスタイル控除 | RM2,500 |
携帯iPhone13mini | ライフスタイル控除 | RM2,500 |
プルデンシャル保険 | 生命保険控除 | RM3,000 |
ホテル代金 | 国内旅行費控除 | RM1,000 |
控除額 合計 | RM18,090 |
還付金がなんと
RM1,909.12 !!
これだから、確定申告はやめられまへんだすな\(^o^)/
税所得控除リスト(2022年度分)
人気の控除には、色をつけているだす
No. | 控除タイプ | RM |
1 | 独立者控除(ほぼ全員控除対象) | 9,000 |
2 | 親のケア費用控除 | 8,000まで |
3 | 障がい者用のサポート器具費控除(自身/配偶者/子供/親) | 6,000まで |
4 | 障がい者控除(自身) | 6,000 |
5 | ・大学等の教育費控除(自身) ・大学以外の訓練、教育費用 2,000まで | 7,000まで |
6 | ・重い病気の治療費控除(自身/配偶者/子供) ・不妊治療費控除(自身/配偶者) ・ワクチン費控除(自身/配偶者/子供) 1,000まで | ↓ |
7 | ・健康診断費控除(自身/配偶者/子供) ↓ ・COVID-19テスト費用控除(テストキット含)(自身/配偶者/子供) ↓ ・精神的な検査やカウンセリング(自身/配偶者/子供) 1,000まで | 8,000まで |
8 | ライフスタイル控除(自身/配偶者/子供) ・本、雑誌、新聞の購入費 ・パソコン、スマートフォン、タブレットの購入費 ・スポーツ用品(条件あり)、ジムの会費 ・インターネットの使用料(自身名義) | 2,500まで |
9a | ライフスタイル控除追加分(自身/配偶者/子供) ・スポーツ用品(条件あり) ・スポーツ施設のレンタル費、入場費 ・スポーツイベントの参加費(条件あり) | 500まで |
9b | ライフスタイル控除(自身/配偶者/子供) ・パソコン、スマートフォン、タブレットの購入費 | 2,500まで |
10 | 搾乳機購入費控除(連続して申請不可) | 1,000まで |
11 | 保育園/幼稚園費控除 | 3,000まで |
12 | 教育貯蓄控除 | 8,000まで |
13 | 離婚による扶養控除 | 4,000まで |
14 | 障がい者控除(配偶者) | 5,000 |
15a | 扶養控除(未婚の18歳未満) | 2,000/人 |
15b | 扶養控除(未婚の18歳以上の学生) | 2,000/人 |
15b | 扶養控除(未婚の18歳以上の大学生) | 8,000/人 |
15c | 障がい児控除 | 6,000/人 |
15c | 障がい児控除(未婚の18歳以上の大学生) | 8,000/人 |
16 | ・生命保険控除 もしくは ・生命保険控除:3,000まで ・EPF年金控除:4,000まで | 7,000まで |
17 | 個人年金控除 | 3,000まで |
18 | 教育および医療保険控除 | 3,000まで |
19 | 雇用障害保険控除 | 350まで |
20 | 国内旅行費控除 ・宿泊代(指定施設) ・観光施設への入場料金 ・パッケージツアー | 1,000まで |
21 | 電気自動車控除 | 2,500まで |
人気の控除の詳細
※領収書の例を載せているが、オンライン申請では添付する必要はないだす
独立者控除(ほぼ全員控除対象)
独立者控除RM9,000は、自動的についているだす、逆に外すことができないだす(笑)
大学以外の訓練、教育費用
前回から登場した大学以外の訓練、教育費用は画期的で、スキルアップの為の学校費用は前回よりRM1,000アップのRM2,000まで申請できる
例えば、英会話教室に通っていれば、その費用を申告できるだす
健康診断費控除
今回から登場した精神的な検査やカウンセリングに関わる費用控除がRM1,000まで
健康診断費用控除とCOVID-19テスト費用控除(テストキット含)とあわせてRM1,000まで申請できる
つまり、健康診断費用RM600、コビットテスト費用RM500とカウンセリング費用RM300の場合は、上限金額のRM1,000の控除申告となる
領収書の例
ライフスタイル控除
一番人気の控除がこちら
・本、パソコン、スマホ、タブレット、スポーツ用品(条件あり)の購入費用
・自分名義のインターネット費用
・ジムの会費
上記あわせて上限RM2,500を申請できる
パソコン、スマホ、タブレットにおいては、追加でRM2,500分申請できる
また、別で下記の内容ならRM500分申請できる
・スポーツ用品(条件あり)
・スポーツ施設のレンタル費、入場費
・スポーツイベントの参加費(条件あり)
領収書の例
TIME(プロバイダー)では、下記のような1年分の領収書を発行してくれる
生命保険控除控除
生命保険は上限RM3,000、EPF年金は上限4,000
領収書の例
保険会社から毎3月領収書が送られてくるだす
国内旅行費控除
対象ホテルの宿泊代金、観光施設の入場料、及びパッケージツアーがRM1,000まで控除申告できる
対象ホテルの検索は、検索サイト上で、ホテル名と場所を入力/選択し「Search」をクリック
領収書の例
e-Filing上での表記
参考資料(税所得控除2021年度分)
LHDNマレーシア(Lembaga Hasil Dalam Negeri Malaysia)のホームページを開き、「Service」→「Individual」→「Individual Life Cycle」→「How to Declare Income?」→「Tax Reliefs」と進む
終わりに
年々控除項目が複雑になってくるので、こまめにレシートを取っておくとよいだす\(^o^)/
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